SAO〜短編〜
□城
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カナメ「誰だっ!!」
さっきまで微塵も感じなかった気配が今は、
俺の後ろ、いや、もっと細かく言うと
俺の背中の上に乗っている。
ザクッ
聞き慣れた鈍い破壊音と共にナイフが、敵が誰かを確認しようとした俺の
右肩に深く突き刺さった。
カナメ「っ!」
鋭い痛みが走る中
?「お前が、今、一番、強いのか、」
途切れ途切れに機械音に似た声がする。
カナメ「(強い?)んなもん知らねーよ!!」
俺にしては珍しいぐらい焦っている。
簡単に後ろを取られた挙げ句、肩までやられた。
何が目当てなのか良く分からないで居ると、
?「……」
カナメ「!!(何だこれ、気迫かっ!)」
背中に乗っている奴から、気迫のような、嫌な感じが伝わってきた。