短編小説

□君の隣
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春休みのある日。久しぶりにOFFとなった王者立海。




柳はこの休みを利用して市立図書館へ本を借りに行くことにした。



しかし残念なことにお目当ての本はすでに貸し出し中となっており、仕方なく前に伊織にすすめられた本を借りることにした。




2,3冊の本を抱え、カウンターに
向かった時だった。



「柳くんだ。久しぶりだね。」



伊織に偶然会った。



冬休みに入ってから今日までたったの3日しかたっていないが、これまでほぼ毎日会っていたのだから久しぶり、という言葉は間違いでは無いか。などと柳はひとり考えていた。



それから一呼吸おいて



「久しぶりだな伊織。」



と返した。
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