るろうに剣心

□第壱
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向かった先は本屋。

実は漫画大好き人間。

本屋に行ったら必ず見るもの……


『るろうに剣心、るろうに剣心っと……あった』

そのコーナーにはるろうに剣心のマンガがズラーーーーーリとならんでいる。
その右端の最後尾には今までに見たことのない本が置いてあった。

こんなマニアとも言える私が見落とすとは考えられない。

『(新種かな?)』
その本と言い難い本を手に取るとあまり頁が無いことがわかった。

『(……?なんじゃコレ……1頁しか付いてない)』

疑問に思いながら開けているとその頁は白紙だった。

普通なら手を放して元の位置に戻すのだが、なぜかその時

『買おう』

と決心してしまっていたのだ。

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