るろうに剣心

□第参
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「いただきます」

「……ガツッカツッ」

『……………(汗)』

剣心と清十郎が箸を進める中、澄麗だけが手を付けないでいた。

それに気づいた剣心は澄麗に向かって口を開いた。

「桜乎食べないの?」

『……いや、私なにもしてないのにこんなの貰っていいのかと………』

「いいんだよ。さぁ食え。ほれ、食わねぇとなくなるぞ?」

飛天御剣流なのかとても速く箸を動かし机の上に置いてある菜っ葉のお浸しの3割を口の中に含んだ。

『あ、師匠狡いです。…じゃあ、いただきます』

とおむすびを1つ口の中に含む。

『…………おいひいっ…』

普通のとは何処か違う剣心の手作り料理につい顔が綻ぶ。

「「……////」」

『なっ……なに?じっと見ないでよ……///』

「いや、桜乎の笑顔が可愛すぎるんだよ」

とお箸の動きを再開する二人。
その姿は何処か焦っていた。
そして可愛いなんて滅多に言われない澄麗は顔を赤く染め、口許をシュッと引き締め目を鋭く怒らせる。
だか顔はまだ赤い。

「あーぁ。勿体無い」

『そっ……んなことよりっ菜っ葉食べ過ぎです師匠っ!///』

………

そして、御飯を食べ終わるとまた稽古が始まった。

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