遊戯

□空想
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いつもの教室、いつもの隣に、君がいることが当たり前になっていた。


普通なら考えられないような、奇跡を僕は、

ワスレテイタ?
カンガエナイヨウニシテイタ?
キヅカナカッタ?


全部違う。


気づきたくなかった。だ。




君の声が聴けて。君のことを見ること出来て。
これ以上の幸福なんてないはずなのに。



なぜなら、気づけばなくなると思ったから。

なぜなら、拒絶されるのが怖かったから。

なぜなら、

なぜなら、

なぜなら、…。


なぜなら、自分が汚かったから。
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