桜からの手紙
□負荷の意味
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碑文ヶ丘高校で前田先生と話してから数日後、何故だか分からないが前田先生と話したくなり自由は放課後になって学校の帰りに碑文ヶ丘高校に寄り道することにした
『・・・・・やっぱり蕾も出来てないか』
自由は放課後の誰もいなくなった広場にあった桜の木に近づいた、やっぱりあの時と何も変わっていなかった
唯一変わってたのは桜の木に寒さ対策の布が巻かれていたくらいだ
『(やっぱり花が咲くのは無理なのかな・・・・)』
「君っそこでなにしてるのかな?」
『あっ・・・その・・・すみません勝手に入っちゃって』
「なぁんちゃって、一回言ってみたかったんだよねこの言葉」
『えっ?』
自由に近づいてきたのは女の人だった、たぶんこの学校の先生なんだろう
にしても綺麗だな・・・まさに桜の花びらみたいっていうか・・・
「でっ誰なのかな?」
『あっ光葉学園在籍の入野自由っていいます、あの・・・前田先生っていますか?』
「あっ前田先生のお知り合いなんだ、私は篠田麻里子っいちおう前田先生が受け持ってるクラスの副担任してるの」
『そうなんですか』
「前田先生ならまだいるから案内してあげるよ」
『すみませんっよろしくお願いします』