桜からの手紙
□ありのままの自分
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由紀と恋人同士になってから彼女は以前とは比べものにならないくらい明るくなった
そのおかげか学校でも友達が増えたとメールで送ってきた
本当に良かったと自分の心の中で思った、そんな自由の顔を誰かが突っついた
『っ・・・・なんだ篠田先生か』
「青春してるね自由くん、ここのところずっと柏木さんとメールしてるでしょ?」
『だって通ってる高校からじゃこれが1番良いコミュニケーション方法だし、桜高校にいる間も由紀とはずっと話していたいので』
「お熱いねぇ〜私もそれくらい思ってくれる彼氏がほしいなぁー」
『先生ならすぐにでも見つかりそうですけどね、綺麗だしスタイル良いし美人だしっ』
「嬉しいこと言ってくれるじゃないかぁ〜」
『痛っ!顔つねるのはやめてくださいよぉ〜』
「はははっ男なんだからそれくらい我慢しろー」
『どんな理由ですか!?』
そんな感じで篠田先生と話していると・・
「自由さーん!」
『あっ由紀!もう用事済んだの?』
「うんっ!だから帰ろう?」
『そうだね、じゃあ篠田先生っ俺はこれで』
「うむっお勤めご苦労様であった!」
『俺はただ見守るだけですから、それじゃ』
自由は由紀の手を握り教室から出た、その時っ篠田先生の笑い声が聞こえたような気がした