桜からの手紙

□少しの勇気
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『えっ知ってるの俺のこと?』


「優子がいってた、私は高橋みなみですっ」


『よろしく、優子の知り合い?』


「同じクラスですからっそれで・・・自由さんはそこで何をしてたんですか?」


『ああ・・・これ見つけてさ』


「これって・・・柏木さんの手紙じゃないですか!?どうしてゴミ箱に・・・」


『本人が捨てたんだと思う』


「そうなんですか・・・・」


『ねぇっよければ柏木さんについて詳しく教えてくれない?』




この時の自由には・・・この柏木由紀が今後の自由の人生においてとても大切な存在になることを・・・まだ知るよしもなかった




あの後っ高橋みなみさんから色々と話を聞いた




柏木由紀さんはクラスではいつも1人で行動しており、友達と一緒にいることはまったくない




誰が喋りかけてもそれを返さず無口で去っていく




そして左手の手首にはいつもリストバンドをつけているらしい、自由はその手首に巻いてるリスとバンドが非常に気になった


「とまぁこんな感じですかね」


『そうか・・・・』


「自由くんは気になるの?柏木さんのことが




いつの間にか篠田先生も合流していた、貴女はお化けかよ
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