桜からの手紙

□失う辛さ
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ディスプレーには”松井珠理奈”と出ていたのですぐに自由は電話に出た


『もしもしっ珠理奈!?』


「・・・・いえ・・・・珠理奈の・・・母です」


『お母さん?どうしたんですか? 珠理奈は?』


「それが・・・・・・・うっ・・・・」


『・・・・・・何があったんですか!?珠理奈がどうかしたんですか!?』




珠理奈のお母さんの反応からして良くないことだというのはすぐに察した




そこから珠理奈のお母さんの口から・・・・信じられない言葉が出た


「事故にあって・・・・・・」


『っ!!』




自由は雨の中・・・・ただその場に佇んでいた、傘も携帯も・・・・その場に落として




自由は珠理奈が運ばれた病院に駆けつけた



ナースの人に何処にいるかを聞いてすぐにその場に向かって走った




そこは珠理奈が運ばれた部屋の前だった、珠理奈の両親もいたがその顔はとても暗かった




お母さんは泣いていて・・・お父さんと思われる人も・・・・・まさか!


『珠理奈!・・・・・・・・珠理奈・・・・』




病室のベッドには点滴も呼吸器も付けられていない珠理奈の姿があった




『(そんな・・・・・嘘だろ、なぁっ誰か嘘って言ってくれよ!)』
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