桜からの手紙
□ありのままの自分
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『あの人・・・絶対に楽しんでるな』
「んっ何を?」
『俺たちのことを』
まぁこうして由紀と一緒に帰れるのも篠田先生のおかげなんだけどね、それは感謝しときますよ
2人で学校から出ると目の前にはちょっと派手なメイクをしている4人組が歩いているのが目に入った
「あっ板野さん達だ!」
「んっ・・・・あっ柏木じゃん、そっちが噂の彼氏?」
「うん、自由さんっ同じクラスの板野さんたち」
『そうなんだ、初めましてっ入野自由です』
「おお〜これまたイケメンな男の子じゃないですかぁ〜」
「ほんと・・・遥香見惚れちゃいました」
「いいなぁ柏木さんは、こんなイケメンな彼氏さんがいて」
『いやっ俺はいたって普通ですよ』
「うわぁ〜しかも自覚がないなんて、ますます興味でちゃったな〜」
「だっ駄目だよ板野さん!自由さんは・・」
「大丈夫だよ、人の男横取りするほど私は悪い人じゃないから」
「だって板野は何人も彼氏がいるんだもんねぇ〜」
『そうなの!?』
「えっ・・・ええっと・・・・うんっそうだよ」
「すごいよね〜尊敬しちゃうよ」