桜からの手紙
□いなくなって知る大切な存在
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背が高くボーイッシュな方が”宮澤佐江”ツインテールで背が小さいほうが”渡辺麻友”というらしい
なんでも2人は女の子同士ながら恋人のように仲が良い、それゆえに男の子を毛嫌いしているという話である
さっきの言い合いは2人がどうやら自由のことを変な風に言ったことに由紀が怒って怒鳴ったということらしい
『・・・・・・なんか分からなくもない話しだね』
「どういうことですか?」
『男って女の子をそういう目でしか見てない人が多いからさ、だから2人の意見も分からなくはない』
「自由くんも下手したら柏木さんを襲うかもしれないしね♪」
『篠田先生!・・・・まぁ・・・否定は出来ませんけど』
「それでも酷いよ!憶測だけで人をそんな風に思うなんて・・・・」
自由のために怒鳴ってくれた、そんなに自由のことを思ってくれてるんだね由紀
自由は再び由紀の頭に手を置き優しく撫でてあげた
『ありがとう由紀、君だけでもそう思ってくれて・・・俺嬉しいよ』
「自由さん・・・・」
『でもあの2人っあの状態の関係維持できるのかな?』
「どういうこと自由くん」
『なんか・・・・これは俺の予想なんですけどっあの2人なんか無理してるような気がするんですよ』
「無理?」
『互いの気持ちを押し殺しているっていうか・・・・・本音を隠してるっていうか』
「・・・・よくわかんないですね」
『まぁあくまで俺の予想だからね、深く考えなくていいよ』