僕らのマンネ
□もし2
1ページ/1ページ
テヤンは一緒に暮らしているヨジャマネージャーには毎日ご飯を作っているけど
僕らにはたったの数回しかない。
たぶん一桁(ひとけた)。
マネージャーのヌナが羨ましいよ…
「ねぇテヤン」
テヤン「んー?」
キッチンでメンバーにご飯を作っている僕。
僕の隣に立っているテヤンに話しかけた。
「手伝う気は」
テヤン「ないっす」
「…だよね」
テヤン「うん
だって面倒じゃん」
「面倒って…そんなんじゃお嫁にいけないよー?」
テヤン「じゃあリョウクオッパをお婿さんにむかえる」
…………………え?
「え?」
思わず手を止めてテヤンを見た。
テヤン「駄目……かな?」
「えぇっ?!///」
そんな目で見ないでよ!
僕顔赤くなってないかな?!
ド「おーいっ
何やってんだよリョウクー
早く作ってくれよー」
テレビを見たまま僕を急かすドンヘヒョン。
今それどころじゃないのに…
テヤン「返事は?」
「え…あ、えっと///」
テヤン「ま冗談だけど」
「…………………」
年下にからかわれた。
テヤン「今の反応可愛かったよ」
親指を僕に突き出してはにかむテヤン。
「…………」
テヤン「そんな怒んないでよー」
「別に怒ってないけど」
人の心を弄んで…
ご飯を作り上げ、ソファーでテレビを見ているメンバーの所に持っていく。
片付けをしにキッチンに戻った。
テヤン「オッパ」
ぐぃっ
「わっ!」
腕を引っ張られ、床に倒れそうになった時、
テヤンに抱きしめられた。
テヤン「お婿さんまでにはいかないけど、好きだから」
「へっ?」
顔を上げたらテヤンの顔が至近距離にあって
あまりの恥ずかしさに顔を反らす。
テヤン「それは覚えててね」
「は…い///」
まさか耳元で囁かれるとは思わなかった。
テヤン「いい返事、待ってるから」
僕なんかを好きでいてくれるなんて………
明日からどうすればいいのかな…
年下のくせに生意気…
そんな生意気なマンネの甘い罠にはまるとは思いもしなかった。