僕らのマンネ

□もし2
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テヤンは一緒に暮らしているヨジャマネージャーには毎日ご飯を作っているけど
僕らにはたったの数回しかない。
たぶん一桁(ひとけた)。
マネージャーのヌナが羨ましいよ…

「ねぇテヤン」
テヤン「んー?」

キッチンでメンバーにご飯を作っている僕。
僕の隣に立っているテヤンに話しかけた。

「手伝う気は」
テヤン「ないっす」
「…だよね」
テヤン「うん
だって面倒じゃん」
「面倒って…そんなんじゃお嫁にいけないよー?」
テヤン「じゃあリョウクオッパをお婿さんにむかえる」

…………………え?

「え?」

思わず手を止めてテヤンを見た。

テヤン「駄目……かな?」
「えぇっ?!///」

そんな目で見ないでよ!
僕顔赤くなってないかな?!

ド「おーいっ
何やってんだよリョウクー
早く作ってくれよー」

テレビを見たまま僕を急かすドンヘヒョン。
今それどころじゃないのに…

テヤン「返事は?」
「え…あ、えっと///」
テヤン「ま冗談だけど」
「…………………」

年下にからかわれた。

テヤン「今の反応可愛かったよ」

親指を僕に突き出してはにかむテヤン。

「…………」
テヤン「そんな怒んないでよー」
「別に怒ってないけど」

人の心を弄んで…

ご飯を作り上げ、ソファーでテレビを見ているメンバーの所に持っていく。
片付けをしにキッチンに戻った。

テヤン「オッパ」

ぐぃっ

「わっ!」

腕を引っ張られ、床に倒れそうになった時、
テヤンに抱きしめられた。

テヤン「お婿さんまでにはいかないけど、好きだから」
「へっ?」

顔を上げたらテヤンの顔が至近距離にあって
あまりの恥ずかしさに顔を反らす。

テヤン「それは覚えててね」
「は…い///」

まさか耳元で囁かれるとは思わなかった。

テヤン「いい返事、待ってるから」

僕なんかを好きでいてくれるなんて………
明日からどうすればいいのかな…

年下のくせに生意気…
そんな生意気なマンネの甘い罠にはまるとは思いもしなかった。

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