§ ジュビアが歩く

□ジュビアとルーシィ
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ジュビアが歩く。
てくてく歩く。
今日のお空は 小雨空。
しとしと降る中、傘を差し

ジュビアは歩く。
てくてく歩く。

小さな道の大きな木の下、
恋敵に会いました。
「こんにちは。何してるんですか?」
「……」
「あら、小説書いてて寝ちゃってる?」
眠り込んでるルーシィに
ジュビアは良い事思いつく。

「…うーん、ジュビア?」
「こんにちは、ルーシィ。喉渇いたでしょ?お茶いかが?」
「ありがと、ジュビアは優しいね」
ジュビアの差し出すお茶を飲み、
ルーシィ ぷーっと噴き出した。
「なに、この辛さ!!」
「ごめんなさぁい、激辛スープと間違えちゃった」
「あんた、これで2度目よ。わざとでしょ!?」
ジュビアは、うふふと含み笑い。

キーキー怒るルーシィと
ジュビアは別れてまた歩く。
てくてく歩く。
てくてく歩く。

目指すは、雨が止んだ虹の下。


続く

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