§ ジュビアが歩く

□ジュビアと一夜
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ジュビアが歩く。
てくてく歩く。
今日のお空は 霙が混じる。
パシャパシャ楽しい音たてて、

ジュビアは歩く。
てくてく歩く。

クリスティーナを歩いていたら、
ブルペの一夜に会いました。
「こんにちは。何してるんですか?」
「これはこれは、ジュビアさん。私は今、
エルザさんに使用する魅惑のパルファムの研究中なのです」
「それはどういうパルファムですか?」
「言わば、惚れ薬のようなもの」
ジュビアは少し悲しそう。

「ジュビアも以前使いましたが、ただ虚しさが残るだけ」
「メェーン」
「それにエルザさんには、想い人が…」
「メェーン!それは私のことでしょう!」
「残念ながら、違います」
「メェ〜ン」

「ここは、自分の魅力で勝負です!」
「ならば、私の圧勝ですよ。キラッ」
「残念ながら、それもちょっと…」

一夜に少し同情しながら、
ジュビアは別れてまた歩く。
てくてく歩く。
てくてく歩く。

目指すは、煌めく空の下。


続く

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