05/30の日記

18:18
岩及
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「みんなあともうちょっと頑張ってっ!」

「はいっ!!」


及川は主将なだけあって部員を上手くまとめている。


自分の辛さやプレッシャーを押しこらえて…………。


「及川」

「なぁに?」
いつもと同じ悪戯な笑顔で振り返る。

何だか腹が立った。

ムカつくとか

嫌だとか

じゃない

何で自分の前でまで我慢をしているのか。

後輩の前だけならまだしも

俺の前で………


「岩ちゃん?」
「あ、何だっけ?」
「もう岩ちゃんが呼んだんじゃない」
「あ、ああ悪い……お前大丈夫か?」
「………何のこと?」

わかっているはずなのにわからないふりをする。

それも
何だか腹が立って。




部活が終わり1年や2年が帰ったあと
いつものように二人で残った片付けをしていた。

お互い話すことなく黙々と片付けていた。

そんななか何故か

自分でも気付かないうちに口が先走っていた。


「本当はさっきみたいな余裕ないんだろ?」


「……え……?」

「お前ああやって1年や2年の前では笑顔作ってっけどよ」


「本当はそんな余裕お前にないんだろ?」


「………っ!」
及川が下を向き岩泉から目をそらす。

「こっち見ろ」

「っ!!」

及川の両頬を掴み目線を合わせる。


「無理すんなよ」

「……でも俺は主将だよ?だから…」
「いいからっ!俺や3年の仲間の前でくらい無理すんのやめろよっ!」


「せめて俺の前でくらい…弱音吐いて…笑顔作らずに泣いてくれよ」


「岩ちゃん……っ!」


及川はぽろぽろと涙を流しはじめ岩泉に抱き付いて泣いた。


「お前は今十分頑張ってっからちょっとは俺達にも頼れ?」

「うん……」

そう言った声は震えてて中々泣き止むことはなかった。


自分ももっと早く気付いていたはずなのに何故言わなかったのだろうと反省しつつ


泣きじゃくる及川を抱き締めた。




――――――――――――――
ひ、久しぶりにハイキュー小説書いたぁぁ

ちょっと最近岩及いいなって思ってたところにふわっとネタが浮かんだので


書きました

どうでしょうか?

増やしていけるよう頑張ります
 
 

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