また言い訳

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翌日、一日経ってキスのことは消えるはずも無く。
ただ今練習中。

「守口、いい形だ!崩すなよ!」
「ッス」
「もりーもうちょっと近くでプレーして欲しいんだけど…」
「パス渡しにくい?」
「ちょっとね」
「ごめん、直すわ」

相変わらず持田さんには怒られ…弄ばれ?てはいるけど、コーチにもガンナーズの時は全く褒めてくれなかったヒラガンにも褒められるようになった。
そう、ある一点を除けば今日の練習は完璧だった。

「守口、」
「っぁっ!!はい!」
「…?どうした?」
「いやっ!なんでもないですよ…」
「そうか、ここなんだが」

そう、城西さんだ。
顔を見ると変に緊張してしまい、会話がほぼできない。
恋ではない…が、どうしても顔を見ると唇を見てしまう。



……って変態か俺!!


「守口顔、赤いぞ?」


心配そうに覗き込む城西さんの唇が何かをかたどって…


「俺の事、意識してんのか?侑斗」


うわぁぁぁぁぁ!
ばれてる!俺が意識してるのばれてる!


「っそ…そんな事ないです!!!」
「えっ!?あ!おい!守口!」


本当、俺どうしたんだろう…。
あいつに合わせる顔がない……


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