ナギとその仲間達☆

□† ナギ教官、自転車指導!
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『…やっぱ、足らねぇな…』


食糧庫の中で一人、在庫確認中のナギ。
よく食べる連中が食糧をすぐに減らしてしまう。


『仕方ねぇ……調達に行くか』


めんどくせぇな……と、ぶつくさ思いつつ、脚となる自転車置き場へ向かった。


薄暗い自転車置き場。


簡単にエアとブレーキを確認してサドルに跨る。


『…よし』


勢いよく走り出そうとした瞬間、


『Haaaaーッッ!
Are you ready guy's?
You just wait!
Go to hell……OK? (★∇ ̄)』


どこからか、よく聞く声に、よく聞く…イマイチよくわからない台詞が。


見れば、ハンドル中央に腕を組み、どや顔で仁王立ち姿のチビ双竜の政宗。


『……何…してんだ?(;-_-) 』


『あぁん?
ナギ!これがアンタのCLIMAXだ!全力で来い! (★∇ ̄)σ』


『……意味わかんねぇし(~_~;)』


はぁ…とため息一つ。


と、続いて、


『政宗様!その背中、この小十郎がしかと御守り致しますぞ!( •̀ .̫ •́ )✧』


ひょっこりナギのバンダナの中から出てきた小十郎。


『…おい、オッサン…。
いつの間に…( ̄Д ̄;) 』


『政宗様がいらっしゃる処にはこの小十郎在りだ!Ψ(`∀´)Ψ 』


ナギの右耳をぷにぷにと引っ張りながら得意気に言う小十郎。


『ッ、ヤメろ///
耳、弱ェんだよ!////』


『ほぉ?( ̄∇ ̄)ならば…
ふ〜〜〜ッッ…( ˘ ³˘)』


『クッ///…はぁぁ///(*´д`*)
バカヤロっ、息吹きかけんな!
つーか、お前ら、ンなとこで
何やってんだよ!(`Д´)』


チビ双竜こと、政宗と小十郎。
仲良しな主従はいつも一緒。


もちろん、ナギに怒られるのもいつも一緒。


現在、その主従はナギに首の後ろをつままれ、ぷらーんとした状態。


『…ったく、俺は今から買い出しに行かなきゃならねェんだ。邪魔するんじゃねぇっつの!(;-_-) 』


『OK!仕方ねぇ。この俺も付き合ってやろうじゃねぇか(★∀ ̄)小十郎、いいな?』


『御意ッッ( ̄∇ ̄)』


『勝手言ってんじゃねーよ!
付き合いなんざ、いらねーし。
俺一人で十分だ。…ほら、部屋へ戻ってろ』


そう言って、主従を促す。


『政宗様、今宵の献立が楽しみでございますな!この小十郎が直々に食材を選んで差し上げます!(`・ω・´)ゞ』


『あぁ、頼んだぜ?
ナギ!今宵は熱燗もよろしくな!
(★∇ ̄)σ』


『……( ̄д ̄)』


まったく言ったことを聞いていない。


『はぁ…仕方ねぇ(´-ω-`;)
…ほら、しっかりつかまってろ。
行くぞ?』


コイツらが素直に言うことを聞くはずがねェか…。


そう思いながら、主従を連れて自転車をゆっくりこぎ出した。


『ヒュ〜〜〜ゥゥゥ(★∀´)
NICEなWINDがたまんねぇな!』


『政宗様、
はしゃぎ過ぎですぞ?(´▽`)』


『…プッ。
楽しそうにしやがって…(´ー`*)』


前カゴに掴まり、キャッキャとはしゃぐ二人を見て自然と笑みがこぼれた。





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