ナギとその仲間達☆

□† ナギと初夏の風物詩
1ページ/2ページ




夏の日差しが降り注ぐ甲板で
洗濯物を干すナギ。


『…この分じゃ、
今日はよく乾きそうだ』


フッと口元を緩め空を見上げる。


雲一つない青空に穏やかな青い海。
そして、そよそよと吹く風に
なびく洗濯物。


『…夏だな』


そんな風景を眺めていると、


『どっこらせ…と、』


小さな元親が、
小さな洗濯カゴを持ってやってきた。


『よぉぉ、ナギぃ( ̄∇ ̄)
今日は朝からあっちぃなぁ…』


そう言いながら洗濯物を
干していく元親。


『…あぁ。…つか、』


『あ?どしたよ?』


『(´・ω・`;)はぁぁ…
干し方がなってねぇな…』


元親の干した物は
きちんと広げられることなく
所々クシャリとしたまま
竿にぶら下がっている。


『…洗濯物っつーのはちゃんと
シワを伸ばして干さねーと…』


元親の干した物を
一つ一つ広げて干し直すナギ。


『…ほぉ…。ンなもんか?』


『…あたり前ェだ』


『洗濯物の流儀ってやつだな!
( ̄∇ ̄)』


『…大袈裟だな…』


*


暑い日差しも西に傾き始めた頃、
洗濯物を取り込みに甲板へ向かうナギ。


『おっ、もう取り込みかい?』


途中、出先から戻った元親に会う。


『…あぁ』


『じゃ、俺様も…』


ピョンとナギの肩へ飛び乗る。


『取り込み方やたたみ方は
大丈夫なんだろーな…( -_-)?』


やや疑いの目を向けるナギに


『おぅよッッ!!!楽勝だ!!( ̄+▽ ̄)』


と、余裕の元親。


『…怪しいもんだな…』


クスリと軽く笑うナギ。


『ナギよぉ。
今宵、俺様に付き合わねぇか?
いい酒が手に入ってな!!
たまには二人で呑もうじゃねぇか!!
( ̄+▽ ̄)』


『……たまには、いいな』


『…じゃ、適当にツマミ頼まぁ
( ̄∇ ̄)ノ』


『…調子のいい野郎だ』


こうして
呑む約束をした二人でした。



続く…


*
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ