ナギとその仲間達☆
□† ナギと初夏の風物詩
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夏の日差しが降り注ぐ甲板で
洗濯物を干すナギ。
『…この分じゃ、
今日はよく乾きそうだ』
フッと口元を緩め空を見上げる。
雲一つない青空に穏やかな青い海。
そして、そよそよと吹く風に
なびく洗濯物。
『…夏だな』
そんな風景を眺めていると、
『どっこらせ…と、』
小さな元親が、
小さな洗濯カゴを持ってやってきた。
『よぉぉ、ナギぃ( ̄∇ ̄)
今日は朝からあっちぃなぁ…』
そう言いながら洗濯物を
干していく元親。
『…あぁ。…つか、』
『あ?どしたよ?』
『(´・ω・`;)はぁぁ…
干し方がなってねぇな…』
元親の干した物は
きちんと広げられることなく
所々クシャリとしたまま
竿にぶら下がっている。
『…洗濯物っつーのはちゃんと
シワを伸ばして干さねーと…』
元親の干した物を
一つ一つ広げて干し直すナギ。
『…ほぉ…。ンなもんか?』
『…あたり前ェだ』
『洗濯物の流儀ってやつだな!
( ̄∇ ̄)』
『…大袈裟だな…』
*
暑い日差しも西に傾き始めた頃、
洗濯物を取り込みに甲板へ向かうナギ。
『おっ、もう取り込みかい?』
途中、出先から戻った元親に会う。
『…あぁ』
『じゃ、俺様も…』
ピョンとナギの肩へ飛び乗る。
『取り込み方やたたみ方は
大丈夫なんだろーな…( -_-)?』
やや疑いの目を向けるナギに
『おぅよッッ!!!楽勝だ!!( ̄+▽ ̄)』
と、余裕の元親。
『…怪しいもんだな…』
クスリと軽く笑うナギ。
『ナギよぉ。
今宵、俺様に付き合わねぇか?
いい酒が手に入ってな!!
たまには二人で呑もうじゃねぇか!!
( ̄+▽ ̄)』
『……たまには、いいな』
『…じゃ、適当にツマミ頼まぁ
( ̄∇ ̄)ノ』
『…調子のいい野郎だ』
こうして
呑む約束をした二人でした。
続く…
*