Story
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---ガッシャァン!!!
けたたましい物音がある一室で響く。
「優子何やってんだよ……」
呆れた声が落とした物を拾うあたしの頭の上に降りてくる。
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、」
「何どもってんだよ?」
不思議そうにあたしを見つめる心友の秋元才加。
彼女に落としてしまった資料を見せつける。
「ココココ」
「何?これがどうしたの?」
「な、何で、」
「??
あ、あー。
もしかして担当部屋の事?」
閃き顔の才加に無言で何度も頷く。
「あー。まぁ、それは。
あれだ。」
「何?」
「これを機に小嶋、だっけ?
その人と距離埋めて、私ら以外にも人間関係作って貰えたらなぁ。と思って麻里子に相談した訳よ。」
「え、
ちょ、ちょっと待って。
篠田婦長と知り合い?」
「まぁ、な……」
どことなく気まずい顔の才加。
あたしは詮索しない事にした。何となく聞いちゃダメな気がするから。
「あ、時間だし早速行ってらっしゃい」
「う、嘘!?
あたしまだ心のじゅ「行ってらっしゃーい」
「そんなぁ…………」