Story
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一緒に朝のバイタルチェック回る様になってから数日が経った。
一緒に居る事が嬉しい半面、女子高生患者の河西さんのアプローチが目についてムカムカする半面な日々が続いている。
河西さんを根本的に嫌いな訳じゃない。ただ、好きという気持ちに気づいたあの日から、何もアプローチ出来てない事を痛感させられるのが嫌なだけ。
そんな私の気持ちを知らないで、デレデレしているこの人をどうにかしてほしい。
「優子せんせーい」
そう甘い独特な声を出しながら大島せんせーに飛びつく河西さん。
「うわっと、、、
危ないよ?河西さん。
いきなり抱き着いたりしたら。
あたしがこけて二人が怪我しちゃうかも知れないんだからさ。」
「ちゅう、、、
ごめんなさい、、、
でも、優子せんせーならしっかり抱き止めてくれるでしょ?」
「っ、、、////
そ、そういう問題じゃなくて!」
上目遣い+甘い独特な声に反応してる大島せんせー
ムカつく、、、
「あ、照れてる〜
可愛い〜」
「ち、ちょっと河西さん!////
だ、抱き着かないで、、、////
む、胸が、、、///」
「胸がな〜に?」
「あ、っと。///」
「は〜い、そこまで〜」
そう言って、くっついてる二人を引きはがす。
「河西さん。血圧測りますよ〜。」
「ちぅ、、、
フンっだ。好きにすれば?」
「は〜い、好きじゃなくても嫌々測りますよ〜。」
お互い刺のある言葉で牽制しあう。
そんな様子をまだ頬が紅潮してる大島せんせーが見ていた。
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