Story

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「お、




お邪魔しまーす……」







小嶋さんの後に付いて玄関に入る。







「汚ないですけど……」









「またまたぁ、





絶対綺麗でし…………」










絶句。








ゴミ屋敷って訳じゃないんだけど、
汚ない。





なんだろう?
物が多いって言うか、
色んな物が色んな所にある。






取り敢えず綺麗ではない。










って言うか





「ふふっ
あはははは」








「なんで笑うんですかー」









拗ねて唇を尖らす小嶋さん。
ほんと可愛い





同い年には見えないなー
なんて。








「イヤー

なんかさ、
ギャップがあるなって」






「ギャップ?」









「うん、





小嶋さんめっちゃ綺麗なのに、
部屋はそうでもない




って言うギャップ」









「そんなハッキリ言わなくても……」




あ、もっと拗ねてる。








「あぁ、ごめんごめん





ちょっとからかいたくなっちゃって……



ごめんね?」









「むぅ〜」






なんで拗ねてるのがこんな 可愛いかな?







「あ、」







「何?」









「じゃあ大島先輩バツとして掃除して下さい」








「え、
えぇー!!




マジで!?」






あたし仮にも同い年だけど先輩だよ?







「デザート用意してきますから」










なんてニコニコしながら言われたら









やるっきゃないよね。







後輩の部屋を片付けると言う人生の初体験















デザート食いてー
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