魔法少女☆magi

□03
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――――ん!


――――――――っ、だ、れ


「なまえちゃん!!」


――――――――――――そうだこの声は


『ア、ラジン…?』

「あ、!やっと目が覚めたのかい?」

『うん…えっと、此処は……?あれから私どうなったんだっけ………?』

「此処はアリババくんのお家で君はアリババくんに助けられたんだ」

『アリババって確か………』


ちらりとアラジンの隣に居る金髪を見ると相手もこちらを見ていたようで目が合ってしまった

何だよってむすりとした声で言われこちらも何にもと冷たく返してしまう


「ほーら、なまえちゃん アリババくんに言う事があるでしょ?」


ね、とアラジンに笑顔で言われれば勿論反抗なんて出来ないし確かにそうだ ちゃんと言わなけらばならない


『あの、変な化け物から助けてくれて本当に有難う』

「別に目の前で死なれても気分悪いし」

『例えそうだとしても嬉しかったよ』

「……どう致しまして」


微笑みながらお礼を言えば照れくさいのかふいと顔を逸らされた

ちょっと可愛いとか断じて思ってない


「ふふ」

『「なに笑ってん(の)だよ!」』

『ちょっと!わたしの台詞と被らないでよ!!』

「はあ?それはこっちの台詞だ!」


やっぱりこいつ気に食わない……!

少しでも良い奴とか可愛いとか思った私が馬鹿だった


「二人とも仲良しだね」

『「何で!?」』

「だってそんなにも息がピッタリじゃないか」


そうアラジンに言われ二人で俯き黙る

………私もまだまだ子供だな


『アリババくん本当に有難うそれとごめんね』

「アリババでいい 俺の方こそさっきからムキになってごめん」

『私の事もなまえでいいから』

「仲直りの握手もしなよ!」

『へ!?』


ほらと背中を押され急な事で油断していた為ぐらりと前に倒れる

目をぎゅっと瞑り衝撃を待つ しかし思ったより来なかった

何故なら………


「なまえちゃん大丈夫!?ごめんよ…!」

『たた…大丈夫だいじょ………!?!』


そう何故なら目を開けると目の前にはアリババが居たからである

どうやら私の下敷きになっているようだ

ぱちりと目が合い今の状況を思い出し真っ赤になってしまう それは相手も同じように


「は、早くど、け…っ」

『っあ、う、うん』

「………どうしたんだい?なまえちゃん達顔が真っ赤だよ」

『「べ、別に真っ赤なんかじゃ………!!」』


また被ってしまった…何故こんなにも被ってしまうのか謎であるというかやめてくれ


「えへへ友達って言いもんだねウーゴくん」

『?アラジン今何か言わなかった?』

「なーんにも!」



(僕も仲間に入れておくれよ!)
(ちょ、アラジン重い!!)







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