魔法少女☆magi
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『ふあ〜っ眠い』
「おいなまえ聞いてるのか?人がせっかく第一迷宮攻略の英雄の話をしてるのに…」
『あーごめんごめん、わたしあんまり興味無くて』
「ったく…」
興味が無いというか聞いてもイマイチぴんと来ないんだよね 男の子はそういう話が好きだよねえ
『っていうかそんな誰も攻略出来なかった所に私達がいけるわけ?』
「ああ!なんてたって俺らにはジンの金属器があるんだからな」
『ジンの金属器ってな…』
「着いたぞここだっ!」
『え!?早くね!?!』
見ると目の前には大きい神殿の様な物が佇んでいる
近いじゃないか!とアラジンが言い遠いとは言ってないだろとアリババが返す
まあ確かにそう言ってはないけどさ……これはいくらなんでも近過ぎじゃね?だってアリババの家から徒歩10分ぐらいだよ
『ね、ねえ本当に行くの?』
「大丈夫…だよな?」
『やっぱり止めておいた方が良いんじゃ……』
「……………大丈夫!怖がらないでよなまえちゃん!アリババくん!これは死への階段なんかじゃないよ…アリババくんの夢への繋がる道だよ!」
ア、アラジン…………
それって私には関係無いよね?いや天使だけど私は怖いよ
・
結局まずはアリババの提案で買い出しに行く事になった私達
借金を抱えてる癖にそんなお金はあるのかと思ったがそれは内緒である
「わあ、アリババくん これなんてどうだい?」
そう言ってアラジンが持っているのは禍々しい刃物 アリババも同じ事も思ってたらしく何に使うんだと問う
『え、ちょ、アラジンあぶない…!』
「ご、ごめんよ重くて…うわわっ」
『どわっ!?』
アラジンが持ってた刃物を必死に避けようとすれば後ろにいる女の子に当たってしまった私
女の子はアラジンが目が合うとムスーンとした顔でこちらを見た
そりゃあんな派手にぶつかればね………っと、いけない そもそもアラジンが悪いとは言えぶつかったのは私だった
ごめんねと謝れば美少女はいえと一言言い歩いていく
「…かわいくねえ…」
『失礼な事言わないの!』
「いた!おま…っすぐ殴る癖やめろよ!!」
『あんたが女の子に対して失礼な事言うからでしょ!?』
「…ねえあれ」
『どうしたのアラジ………何あれ鎖、?』
アリババの指先を見れば女の子の足は鎖がついてある
_______まるで縛られているかのような鎖
『っ、感じ悪』
「待て駄目だ…………あの娘は奴隷だ…」
ど、れい……?そんな制度必要あんの?
私のいた国では奴隷なんてものなかっ……………あれ私のいた国ってそもそもどんな所だっけ?
「まあ俺も借金があるし他人事じゃねーけどな あれ、アラジン?」
隣に居なくなったアラジンは女の子と傍におり笛で鎖を切りはいとれたよと言う
それを見たアリババが焦りながらやべえと呟き周りも私達を見てざわざわしている 人助けする事がそんなに駄目な事なの?
するとそこへ最悪なタイミングで昨日の感じが悪いブーデルという奴がやって来た
「貴様が借金を返せなかった時は奴隷にしてる勿論その子女共々にな」
『「!」』
「奴隷は辛いぞ〜?こ〜んな事されても文句は言えんからなあ〜!」
アリババは顔を青ざめながらや、やめ…ろよ…と小声で言うがブーデルには聞こえないようで高笑いする
もうあったまにきた!女の子の髪を引っ張るなんて許さない!!
思い立ったら行動という事で私は思いっきりブーデルを脛を蹴った
『どりゃあああ!!!』
「!?!」
「なまえちゃんすごーい!!僕も!!!やーいやーい豚のけつ!」
『ちょっ、下品だからやめ』
アラジンは笛をブーデルのけつに突き刺し遊んでいるがそれでいいのか…………それ汚くねめっちゃ汚くね?
まあ面白いから良いんだけどさ!
「おじさんなんかの奴隷にならないよーだ 僕、おじさんみたいな人だ〜い嫌い!」
「〜っ!おまわりさーん!とっても悪い奴隷泥棒が三人いまーす!!」
『泥棒扱いするなんて酷いっ!!』
なんか沢山人が来たああああああ!?!
アリババが逃げろとか言うけど無理じゃね!?これ絶対無理じゃね!!?でも捕まったら奴隷とか死んでも嫌!!!!!
・
何とか逃げ切った私達(アラジンのお陰である)
そして現在………
『ね、ねえ本当に行くの?』
「お前その台詞二回目な こうなった今行くしかねえだろ…」
察しの通り迷宮の前である
マジでこれ行かなきゃ駄目かな…他の国に逃げるとか良いんじゃ………と考えているうちにアリババがちょっと様子見をと恐る恐る近付いている所にアラジンが突進して行った
そして二人は迷宮の中へ……………ってちょっと私は放置なの!?!?
『え、ま、………い、くしかないのか………うおおおお!もうどうにでもなれ!!』
そう言いつつ二人の後を追い迷宮に入った
_____さてこれからどうなる事やら
(ひえええええええええ誰か助けてええええええええ!!!!!!)