マギ1

□sleep on the other hand
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※二人とも語ってます マスルールの口調不明なので苦手な人はカムバック!











sideナマエ

in シンドリア





さあ、今日も…と起き上がってまた脱力感に襲われた。

まただ。まだあの人は帰ってきていないのに。

どうやら早起きが身に染み着いてしまったらしく、船が出た日からも相変わらず毎日同じ時間に目が覚めてしまう。時間を持て余して困るから二度寝しようかとも考えたが、あの人が帰ってきたときに起きられなくなっているのはもっと困る。結局、朝は森に散歩に行ってパパゴラスたちとのんびりしている毎日だ。
パパゴラスたちはあの嵐の日以来、私を仲間と認めてくれたのか近くに行っても逃げないし、触っても怒らなかった。それどころか、近くに寄ってきて側で寝ていることもあった。
あの人がいない寂しさは日に日に募るばかりだけど、少し気が紛れて実はパパゴラスたちにはすごく感謝してる。
それでも、バルバッドを発つ日に触れられた頬が相変わらず熱いのがただただ気恥ずかしかった。
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