マギ1

□sleep soon
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相変わらず早起きなはずの私は少し寝坊したみたいだった、早朝の散歩は諦めて、軽く寝間着をはだけさせながら、あわてて官服に手をかけてそしてハッと気がついた。



『今日はこれじゃなくていいのよね』



独り言に苦笑いしながら、薄緑色のおとなしい普段着に手を伸ばした。

今日は休みだ。





部屋を出るとなにやらあちこちが浮き足立っていた。何があったのかとみんなの視線の向かう先を見ると、そこにはシンドバッド王とジャーファル様、そして三人の子どもの姿があった。
マスルール様は、いない。
その子どもの中の1人、女の子の髪の色があの人とよく似ていて驚いた。

マスルール様の妹さん?
いや、そんな話は聞いたことがない。…とりあえず、かわいいな。


まあ、今日私は休みだし、王様が帰ってきて私に関係あることと言えば夜の宴会くらいだろう。

いつもよりざわついた食堂で友だちと共に朝食をとり、そこからは仕事に向かうみんなとは別れて一度部屋に戻る。

少し繕いものや読書をして、昼過ぎぐらいに運動しやすい服に着替えて、森に向かった。













森に入るとすっかり懐いたパパゴラスの幼いひなたちが周りに集まってきた。クチバシでつつかれるふくらはぎが少し痛いけど、まあかわいいから許す。
休日はもっぱら森に来て昼寝をしたり、読書したりしていた。たまに町にも行ったりするけれど、やっぱり森に足を踏み入れないと落ち着かない。

毎日散歩していたせいかしらと思いつつも、あの人のようにパパゴラスの近くに居られることが嬉しかった。







『あ…』



そして、いつもの場所に近づいて驚いた。木陰の中、パパゴラスたちに囲まれたその中心で、待ち焦がれた人が眠っていた。

途端に泣きたいような気にさえなって、とっさに胸を押さえた。



『…おかえりなさい』




静かに眠るマスルール様を起こさないように、そおっと呟いて私は少し離れた木の根元に腰を下ろした。ふくらはぎにまとわりついていたパパゴラスがクエッと鳴き声をあげそうだっので、それを目で諫める。


宴会の時間になったら起こそう。


このまま眠る姿を見続けていたい気もするし、反面早く起こすために声をかけたい気もする。











だけども、とりあえずあなたがご無事のようでほっとしました。





















あとがき
ほんと駄作ですみません
一応このあとの話も脳内にはそこそこあるんです
文にできないのと、マスルールの口調等が怪しくて書こうに書けないんです
とりあえず、マギの最終回、ドラコーンが火吹いたところで笑いました
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