光の君
□B長い夜
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執拗に乳首を責められて、祐麒はもう声を殺すことが出来なくなっていた。
「あっ・・・やめ・・・うぁっ・・・・はぁ・・・あぁ!」
空いている手でベルトを外し、祐麒のズボンとパンツを降ろすと、祐麒のソレははち切れそうに固くなっていた。
柏木先輩が体を離し、照明に照らし出された、シャツを引っ掛けているだけのあられもない姿の祐麒を眺める。
「やだっ・・見ない・・で・・!」
普通に裸を見られるのとは訳が違う。
強烈な羞恥心で顔を隠したくても隠せない祐麒の目に思わず涙が浮かんでくる。
「すまない、思わず見とれてしまった。」
数日前に祐麒がなかなか言えなかったセリフをあっさり口にした。
「ここが苦しいんだろう?楽にしてあげるよ。」
そう言うと躊躇いもせずに祐麒のソレに口を付けた。
「わっ!ちょっと・・・・んッ・・」
慌てて逃れようとするが、腰を掴まれて動きを封じられた。
(うわぁ、馬鹿!光の君とか言われてる柏木さんがこんな事したらまずいだろ!!・・てかなんでこんな事されてるんだよ俺は!・・・この状況はマジでなんなんだよ!!)
的確に気持ちのいい所を舌で刺激されて、細い指で上下に扱かれ、徐々に何も考えられなくなっていく。
「あっ・・・はぁ・・はぁ・・もぉ・・やぁっ・・・あん・・・はぁ!」
もともと昂っていたソレはあっさりと限界を超えた。
「やっ・・・あっ・もう・・イク・・・おねがい・・・あっ・・・ああっ・離してぇ・・!!」
祐麒は泣きながら懇願したが、結局柏木先輩の口の中で白濁を吐き出してしまった。
柏木先輩はそれを全て飲み込むとやっと祐麒を開放した。
「もぉ・・・やだ・・・」
(好きだったのに・・あんなに尊敬していた人に自分の欲望を飲ませて汚してしまった。)
祐麒はそのままの格好で子供みたいに泣いていた。