小ネタ集
□14thシングル発売特別企画「何となく歴史が学べる?にっぽん偉人show! 〜未来人はダレだ!?〜」
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(一面真っ暗な中、一カ所にスポットライトが当たると、そこには、青っぽい軍服にも似た制服を着た、ひとりの少女が立っている。)
皆様、はじめまして。
私、「時間移動取締局・時空犯罪調査課」所属特別捜査官、通称「時空Gメン」のアヅキ・ヤノと申します。
そんな組織聞いたことない?
それは当然です。
私は、2514年、つまり皆さんのおられる時代から500年先の未来にいるのですから。
25世紀の終わり頃、時間移動技術が実用化されたことをきっかけに、様々な時間を旅行することがブームとなりました。
しかし、中には問題を起こす時間旅行者も少なくなかったのです。
そこで、時間旅行のルールを定め、旅行者の違法行為を取り締まるために設立されたのが時間移動取締局という訳です。
時間旅行のルール、それは「時間旅行の行き先は過去のみ」、そして「旅行先の時間に干渉しない」ということです。
そして、旅行者は全員、取締局に旅行計画を提出、承認を受けることが義務づけられています。
ナオ・フルハタ:「どうしたのヤノちゃん、さっきから壁に向かってなんか言ってるけど......?」(突如周囲が明るくなり、オフィスらしき部屋の中でモノローグを行っているヤノに後ろから声をかける、同じような制服を纏ったフルハタ。)
ヤノ:「何でもないです、フルハタ先輩。」(フルハタの問いかけに答えるヤノ。)
リョウハ・キタガワ:「あ〜あ、それにしても暇だな〜。
なんか眠くなってきちゃった......。」(あくびをし、伸びをするキタガワ。)
リオン・アズマ:「もう、油断しないでよ、リョウハ。
私もリョウハもアヅキも、あくまで「見習い」なんだからね。
っていうか、この前の出動について行ったときのレポート、ちゃんと書いたの?」
キタガワ:「......いっけな〜い、忘れてた〜!!」
アズマ:「ほんと、しっかりしてよ......。」
ブーッ、ブーッ、ブーッ!!(けたたましいブザーとともに、壁の回転灯が点灯する。
それとともに、隊員たちにも緊張が走る。)
ユウカ・ナカニシ:「みんな、揃ってる?」(胸に他の隊員とは違うエンブレムを着けたナカニシが現れる。)
マドカ・ウメモト:「はい隊長、全員コンディションもバッチリ「E感じ」です!」
ナカニシ:「先ほど、無許可で過去へと移動する3つの反応がキャッチされた。
至急、過去の時間に向かい、「不法時間旅行者」を確保すること。
......いい機会だから、見習い3人の「修了試験」ということにしよう。
1人ずつ正規のGメンとペアを組んで行動してもらう。
アズマはウメモトと、キタガワはフルハタと、そしてヤノはヤマダとコンビを組んで。
いいね?」
ミズホ・ヤマダ:「わかりました。
ヤノちゃん、よろしくね。」
(そのとき、ヘッドセットをつけ、コンピューターを操作していたオペレーターのミナ・オオバがディスプレイから顔を上げる。)
オオバ:「過去へと向かった反応が到達したおおよその地点が判明しました!」
(まもなく、壁のモニターに技術担当のナナコ・スガが映し出される。)
スガ:「オオバさんから転送された「時空間座標データ」、「マシン」へのインプットが完了しましたっ!
いつでも出られますっ!!」
ナカニシ:「2人ともありがとう。
「時空Gメン」、出動!」
(ナカニシの号令に、右手を胸の前で構える隊員たち。
そのまま指令室を出て、格納庫に向かうと、2人ずつに分かれてマシンに乗り込んでいく。
各々のマシンを起動すると、それぞれのディスプレイにオオバが映る。)
オオバ:「みなさん、私が適宜ナビゲートします。
発進してください!」
(三台のマシンはそれぞれ別々のトンネルに入っていくと、加速し、光に包まれたマシンは姿を消す。)