ハイキュー!<短編>
□はんぶんこ〈影山〉
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「ピザまんひとつ」
「あ」
「え?」
帰りに温かい肉まんを買おうと今日のお昼から決めていた
俺の好きなピザまん。
若干わくわくしながらレジに並んでいた。他の商品には目もくれずに、しかし、お目当ての物を目の前でとられ思わず本音の声がでる。
ヤバッ
急いで口を塞ぎ
俺が声を出したんじゃないアピール
でも、すぐ後ろで聞こえた声だからか前に並んでいた(ピザまんを注文した)女子高生が後ろを振り返り俺をみる
「お待たせしました」
ちょうどピザまんを取りに行ってた店員がレジに戻ってきた
俺のピザまん…
レジに置かれたホクホクなピザまんを恨めしそうに見つめる。すると信じらんない言葉が耳に入ってきた
「あ、すみません。やっぱりあんまんに変えて下さい」
え…?!
店員は怪訝な顔になって一言「はい」と答えた
それに対して「すみません」と女子高生は謝りながら店員にありがとうと伝えた