カゲプロ
□キドさんがTVに…?!
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「団長さん団長さん!!テレビに一緒に出ませんか?」
モモがこんなことを言い出したのは、ちょうど昼時を過ぎたころだった。
「はあ?」
「自分のプライベートの友達を紹介する番組があるんですよ!それに私今度出るんです!!」
「へえ〜、キサラギちゃんあれに出るんだ?」
さりげなく話に入ってきたのは、猫目のあいつだった。
「あーカノさん、カノさんは別に紹介しませんよ。」
「いやだろうと思ってたけどね」
そういえばカノがそんな感じの番組を見ていたような気がする。
「この女優とこの人釣り合わないなー」とかぼやきながらだったが。
「私は美人で団員の人を紹介したいんですよ!」
「じゃあマリーを連れてけばいいじゃないか」
「え〜キド、マリーがテレビに出られると思うの?」
確かに。マリーがそんなのに出たら、泡を吹いて倒れるだろう。
「なに…?カノ呼んだ?」
横から白いもこもこした物体がてでくる。
そういえばマリーはセトとその辺でなんかしてなかったか。
「いやっすよ!マリーは俺だけのものっす!!」
こいつなにげにセトマリフラグたてたな。
「いいから!団長さん出ましょう!もう強制です!!」
強制とか酷くないか。
「まあキセラギも最近頑張ってたしな。出てやってもいいぞ」
「ほんとですか!よかった、団員以外に友達っていなくて……まあおしるこ炭酸なんて飲む人なんて…」
「よし!!それじゃいつなんだ?」
ブルーモードに完全に入りきる前にモモをこっちに引き戻す。
モモも喜んでるし、これでよかったんだよな…?
いまいち自信は無かったものの、モモの笑顔が見られただけでもよかった。