小説(長編＊♂♀)
□＊１･新しい出会い＊
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ーーここ氷帝学園には、２つの中等部が存在する。
１つは、男子だけが通ういわば男子校の『氷帝学園』とーーもう１つは、女子だけが通う『氷帝女子学園』だ 。
入学するにはどんな学校よりも倍率が高く、試験、面接の前に履歴書で大半は落とされてしまう。
ここに入学できるのは、容姿端麗、頭脳明晰で、お金持ちとゆういわば『エリート』のみである。
そのため有名な資産家や弁護士、医者などの子供も多く通っている。
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氷帝女子学園ーー通称『氷女』に、ひときわ目立つ双子が通っていた。
ともに容姿端麗、頭脳明晰はゆうまでもなく、運動神経抜群で、ともにテニス部のレギュラーなのだ。
ーー姉の『跡部景吾』は、中等部２年にしてテニス部部長、成績は常に学年トップ。最近、生徒会長に抜擢されたばかりである。
ーー妹は『跡部亮』。中等部２年で、もちろん姉と同様テニス部レギュラー。成績は常に学年１０位以内。姉以上に、スポーツが得意なのである。
２人には、影のファンクラブまでも存在するほどだった。
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