名探偵コナン×テニスの王子様
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部室の入口が突然開いて、その先には背の高い男の子が一人、不思議そうな顔をしながら立っていた。
名「…………また男の子」
まぁ、ここは男子テニス部の部室なんだから、男の子がいても全く不思議ではないんだけど……。
オ「おぉ、千歳!ちょうどええところに来たな!」
千「……?」
ガシッと男の子の両肩を掴んだ渡邊さんは、ニッコリ笑った。
オ「このお嬢ちゃんたちは我々テニス部の大恩人や!」
……え。
コ「……だ、大恩人?」
名「いや、私たちは片付けを手伝っただけで……」
オ「何言うとんねん!十分大恩人やわ!なぁ千歳?」
男の子は千歳くんというらしい。
でも、今来たばかりの千歳くんに同意を求めてもしょうがないんじゃ……。
千「……多方、状況は理解できたばい」
えぇ〜分かったのか今ので……。
名「……ねぇコナンくん」
私はこっそりとコナンくんに耳打ちする。
コ「な、なぁに?」
名「もしかして、これってよくあることなのかな……」
コ「さぁ?あはは……」
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