名探偵コナン×テニスの王子様

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無事に生徒手帳を持ち主に返すことのできた私とコナンくんは、蘭たちの待つ自室へと向かっていた。


コ「それにしても、ちゃんと持ち主が見つかってよかったね」

名「うん。そうだねー…………あれ?」


コナンくんの言葉に肯定した後、エレベーターから降りてすぐ、私の視界に小さな女の子の姿が映った。



コ「どうしたの?名無し姉ちゃん」

名「あれ、女の子だよね?」


私の示す方向に目を向けたコナンくんは、そうだねと言いながらも不思議そうな顔をしている。


そしてそれは私も同じ。



なぜなら、その女の子は曲がり角のすぐ近くに座り込んで、うずくまって顔を伏せてしまっているから。



…………迷子かな?




とりあえず、私はその子に近づいて声をかけてみることにした。


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