※not連載夢主
「オイ湊くんテメェどういうつもりだ」
「女の子がそんな言葉使いするのはダメだろ」
「口も悪くなるに決まってるで しょ！」
「何で怒ってんの」
「怒るに決まってるでしょうよ！何この装備！」
「え？」
「え？じゃねーよ。今タルタロス何階だと思ってんの？」
「180階」
「そうだよね、そうだよねぇぇぇ！？」
「それがどうしたの」
「どうしたのってお前、あたしのこの装備おかしいだろ！ハイレグアーマーってどういうこと！？」
「セクシーでいいじゃん、似合ってる」
「嬉しくねーよ！アンタこれあたし即死すんだろ！おまけに恥ずかしい だろ！」
「大丈夫、君強いから」
「そういう問題じゃない！何で他のメンバーは一番強い装備つけててあたしだけこれ！？」
「恥ずかしがる姿見たかったから」
「ふざけるなぁぁぁ！」
「僕は真剣だよ」
「余計タチ悪いわ！装備変えてよ」
「やだ」
「八つ裂きにされたいのかお前」
「じゃあいっそのこと装備外す？」
「100パーボコられるわボケ！あたしに死ねってか」
「大丈夫、君強いから」
「さっきも聞いたわ！」
「大事なことなので、」
「言わせねーよ！？これ何の嫌がらせ？あたしなんか悪いことした？」
「今日真田先輩に手握られてた」
「は？」
「順平にも髪触られてたよね」
「…え？」
「僕以外に触られるなんて許さない」
「まさかの嫉妬ですか湊くん」
「悪い？」
「いや、悪くないけど何で今更」
「今日初めてこの感情に気付いた」
「遅いなオイ」
「だからお仕置き」
「こんなお仕置きは御免被りたい」
「ダメ」
「……今ならルシファー召喚出来そうだわ」
「奇遇だね、僕もだよ」
「…」
「…」
「……ああもう、わかったよ。無自覚とはいえ無防備なあたしが悪かった」
「本当に反省してる？」
「うん。帰ったら湊くんの好きにしていいから」
「…なら許す」
「じゃあこの装備、」
「それはダメ」
「オイいい加減にしろよ」
「じゃあ行こうか」
「何でだぁぁあ！ていうか他のメンバーは！？」
「君以外待機、今日は僕と二人きりね」
「せめて装備変えてぇぇえ…！！」