楽灰
□寒い冬には
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楽屋に入ると、そこにはガクトがいた。
「うー、寒い!あ、がっちゃん」
「お、ハイド」
ガクトがハイドに抱きつく。
ぎゅっと。
「ははは〜、なんやねんがっちゃん〜いきなりー」
「暖かい?」
「暖かい」
ガクトがハイドの耳に吐息をかける
「うひゃっやめろや〜。も、大丈夫やから離してええねんで?」
「…んー」
ハイドを抱く力が更につよくなる。
いつもと様子が違う。
「がっちゃん?もう大丈夫や言…」
「ねぇ、ハイド」
「ん、何や」
ガクトがハイドの耳に唇を当て甘い声で囁く。
「僕のものにしたいな」
「…!!」
その言葉に顔を真っ赤にしてガクトを見上げるハイド。かなり戸惑っている様子。