楽灰
□キューティキュート、ハイディハイド
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「ハイドォォォォォ!!!」
ハイドォォォォォ!!!という大きな声とともに楽屋のドアが勢いよく開けられる。
「うわっ、なんやねんいきなり!!!」
いきなりの登場にラルクメンバー全員が驚いている。
ユキヒロも口が開き持っていたチョコを落としそうになっていた。
そこには、レジ袋を持ったガクトが立っていた。
「ど、どうしたん?そんなあわてて…」
「あのさ、ハイドに頼み事あるんだ」
「俺?なに?」
「これ…」
持っていたレジ袋をハイドに渡す。
中を覗いてみるとそこには猫耳と尻尾が入っている。
「なんやこれ」
「つけて」
「はっ???」
「ゎ…ハイドが宇宙人に襲われてまう!!駄目やハイド!猫耳とかつけさせてまたハイドに変な事する気やで!!!」
ケンの心の叫び?もガクトは無視し、ハイドにお願いする。
「なぁ、いいだろ?」
「ガクト君は積極的だね」
「まぁね」
そんなガクトをみてユキヒロが冷静に言う。
「何のために、なんで俺が」
「僕のため♪可愛くなったハイドがみてみたくなってね。」
「いやいや、いつもみとるやんか!この前なんかナース服まで着させて…」
「でも猫耳は初めてでしょ?ニャンニャンハイドもみてみたいな♪」
「宇宙人、お前きもいで…」
「お前には言われたくないな」
ケンがそういうとガクトは即答する。
一時沈黙が続くと、ゆっくりとハイドが口を開く。
「…わかった、そんなに言うんなら」
「やった♪ありがとうハイド」
ガクトのすいこまれるような綺麗な瞳に負け
もう拒否する事などできなくなってしまったハイドは仕方なくOKを出してしまった。