他CP
□愛してる
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「研二兄ちゃん〜暇」
「じゃ、遊んであげるっ」
「外で遊びたいなー」
僕は君の手をひき外へ出た。
空はキラキラしてて見上げると眩しくて目を細めてしまう。
「暑いね…あ。研二兄ちゃん、ちょっと来て」
「うん、なに?」
「…これ、みんなに内緒で育ててたんだよね。」
「わ、凄い!花畑?」
僕は、沢山の花のなかから一番綺麗な花を君に渡しプレゼントした。
「お〜ありがとー!でも、なんでこんな綺麗な花育ててるのにみんなに内緒にしてるの?」
「それはね…僕と研二兄ちゃんだけの特別な花にしたかったからだよ」
「特別な花?」
「うん」
「なんか!恋人みたいじゃんっ!ハハハッ翔おもしろい」
あぁ、やっぱりそう返してくるか。…君は鈍いな。
普通だったらここで異変に気がつくはず。
「まだ気づかないの?」
「何が〜?」
「…ん、いや。やっぱなんもない。まぁとにかく花の事は内緒だから!」
「了解しましたー」
それから僕らは家へあがり、普通のくだらない日常会話をしていた。
外を見るともう空は真っ暗。
時間も時間なので、僕は眠りについた。
明日も、頑張るか。
「おやすみ…研二兄ちゃん」
自分だけに聞こえるくらいの声で呟くと目を閉じた。