異愛
□傷だらけの…
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露出の多い黒服をまとった俺。
「さて、どうしてあげようかな?」
顎をくいっとあげ俺の頬を舐めあげる。
「んっ...」
「もっと捩らせて誘ってみろ?お前は綺麗だ…」
目の前には男がいた。
何度みてもその嫌な笑顔には慣れない。
とても気持ち悪い。
ガリッと首筋を噛まれ赤い跡をつけられ、ピリッときた痛みに体がビクリと反応する。
もういくつ跡をつけられたのだろう。
身体には数えきれないほどの歯跡が散りばめられていた。
「..くっ...やめ、て」
「なに?逆らう気?」
男は俺の脚を強引に開き、慣らされてもいない蕾に男の自身を突き入れてきた。
「...あっ!!あああ!!ぃ、たっ....痛いっ!!やめ、」
「...何言ってんの?気持ちいいんでしょ?こんなに固くしちゃって」
男が激しく腰を突くたびに俺の内股を血が伝っていく。
そして勝手に俺の中に欲望を吐き出す。
そのまま冷たい床に突き倒し、冷酷な笑みを浮かべさっさっとその場から去っていった。
「はっ....はぁはぁ..ぅ」
俺はここに監禁されて何年経っただろうか。
「くっ...そ、なんなんだよっ」