大空の腐男子物語(番外編)
□開いちゃった、新しいCPの扉
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青学と氷帝の練習試合が終わって翌日のこと。
その日、ツナはいとこであるリョーマの家・・・越前家に遊びに来ていた。
リョーマの部屋に入る際、ツナは突如リョーマにこんなセリフを言い出した。
ツナ「リョーマー!!」
リョーマ「・・・何?」
嫌そうに返事する。
ツナ「リョーマ!!ついに…新しい扉が開いた!!」
リョーマ「……あっ、そう。」
リョーマはそう言って、キッチンから持ってきた(コップの入った)麦茶を飲む。
ツナ「何さ、その気の全くない返事は…。」
プウッと頬を膨らませるツナ。
リョーマ「ハァ…。」
突如、何らかの宣言を言い出したツナに、リョーマはその“何らか”を知っているため思わずため息をつきながらもちゃんと返答を返す。
飲み干した麦茶のコップを置く。
リョーマ「だって、ツナ。…嫌な予感がしてロクなことないんだもん。」
ツナ「オレのこと、何だと思っているの?」
リョーマ「スポーツ万能、成績優秀を持つ才色兼備ないとこ。BL絡みになると、変態になる腐男子。」
リョーマのセリフに「おおー。」と拍手するツナ。
ツナ「よく分かってんじゃん!!さすが、オレのいとこ。」
リョーマ「『変態』という言葉、否定しないんだ…。」
先程、自分が言ったセリフを否定しなかったツナにツッコんだリョーマ。
ツナ「それは、置いといて…。」
リョーマ「おい…。」