大空の腐男子物語


□腐男子大空と氷帝、山吹、立海の腐男子の出逢いと再会!!
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ツナは手に持っているある本を(少し余っているページごと)ばたりと閉じた。

そして、手を震えながら表紙を見つめる。

その本の表紙には着物を着た腰辺りまである茶髪の青年…“泉”と平凡だがSのような青髪の青年…“健人”の
2人が服を乱しながら絡まっているように描かれていた。

ツナが読んでいるのは、男子同士が恋愛する小説…すなわちBL小説である。

ツナ「(ヤ、ヤッベェー!!けんいず(←建人×泉)マジ最高!!やっぱあの幼なじみで当てはまるのは…“健人”が武で“泉”が恭弥だよねぇー。ハァ、萌えー!!」

ツナはこの本の役を幼なじみたちに例えて妄想し、心の中で叫ばずにはいられなかったのであった。

ところでツナが先程読んだ本のタイトルは・・・『平凡くんと箱入りくん』。

【これは平凡青年…“健人”と病弱の箱入り青年…“泉”は幼なじみ。

実は“健人”は幼い頃から“泉”に片思いしていて・・・。】

そんな“建人”の片思いに無自覚な“泉”の恋愛、シリアスそしてエロティックな物語を描いた大人気シリーズの一つであった。
 
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