企画

□あと2日!
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7月6日 (土) 晴



いよいよ明後日に迫っているパウリーの誕生日!
プレゼントはやっぱり、葉巻かなーなんて、ありきたりな物しか浮かばない
わたしは今日から3日間、休みをとった
今日と明日はカクと飾りの準備をすることになっている
久しぶりに、カクの部屋へお邪魔する


『なんか久しぶりだね!カクの部屋来るの』
「そうじゃのぅ。昔はわしとルッチの部屋にも集まってたからの」

4人でここに越してきてから、パウリーの部屋はもちろん、カクとルッチの部屋にも4人で集まってたんだけど
パウリーの部屋が一番居心地がいいということで、いつからかパウリーの部屋にしか集まらなくなっていた

『なんか懐かしいね!あ、そうだ!』
いいことを思いつき、カクの目を見ると
「なんじゃ?」
とワクワクした目で見つめ返してきた

『カクの部屋でパーティーしない?ほら、初心忘るべからず、って言うでしょ』
「おお!わしはいいぞ!準備も簡単にできるしのぅ!」

さすが相棒!
物分かりが良い!

そうと決まれば、
『早く準備しちゃお!折り紙どこ?』
「おお!こっちじゃこっち!」


--------------



二人でやれば早いもので、1時間もすれば、カクが少しずつ作っていたのも足すと、もう充分というくらい飾りがが出来た

『もっと左かなー?』
「ここかー?」
『そこそこ!おっけー!』

飾りつけも順調に進み、
2日前にも関わらず準備万端だった


『あ、ねぇカク。明日って七夕じゃん』
「そうじゃのぅ。わしは保育園で短冊書いてきたぞ」
『なんてなんて?』

保育園児たちに混じって短冊を書くカクを安易に想像できて、少し可愛いなぁと思ってしまった

「秘密じゃ」
そう言ったカクは、何故か大人っぽく見えて、
カクはどんだけわたしのキュンポイントを押さえてるんだ!と心から思った



『気になるなぁ!』
まぁ聞いたからどうなるって訳じゃないからいいけど
あとでコッソリ見てやろう!

『そんでね、昨日久々にルルとメールしてたんだけどさ、少しだけど笹余ってるからくれるっていっててさ』
「おお!ルルか!懐かしいのぅ!」
『今から少しだけ会いに行くけど、来る?』
ルルは忙しいから、5分も一緒にいられないけど、と付け加えると
「行く!」
即答し、そそくさと出掛ける準備を始めた

ほんと、カクは可愛いなぁ
パウリーとは別の意味で




パウリーの誕生日まで、あと2日!




(ルルー!)
(おーひな!全然変わらねぇな!)
(ルルも相変わらずの寝癖じゃのぅ)





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