雅華平安〜夢幻の日々〜

□ランチ食べたらショッピング
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さあ、もうそろそろ11時。
そうだ!お昼ごはんを作らなきゃ!


平家の皆様に何が食べたいか聞いてみると
「ほぉ〜現世では昼餉もあるのか」
「わし、現世らしいものがええですな〜」
「わしも折角じゃ、現世のものを食したい」
と、言われたものの朝ごはんで食べ尽くされてしまいお米は空っぽ。
お肉も食べてみたいらしいし…


あっ、サンドイッチにしよう‼
レタスを洗い、トマトを切り、ハムやら色々と冷蔵庫から出す。
フルーツサンドも作りたいからクリームも泡立てないとね♪キウイやバナナ等のフルーツをカットして桃やパインは缶詰のものを使おう。
それから……


「蘭子さん、何か手伝うことはあるか?」
「わしもやるぞ〜♪」
「「わしらも!!」」
「あら、みんな。お手伝いしてくれるの?それじゃ、手を洗ってから清盛さんと重盛くんはゆで卵を潰してマヨネーズで和えてね。宗盛くんと知盛くんはカツ用にお肉を衣付け、敦盛くんはクリームを泡立て器で泡立ててね。GIONちゃんはフルーツをカットして、重衡くんは私のお手伝いをよろしく。」




その後は驚くようなスピードで料理が進む。
ただし、敦盛くんが使ってる電動泡立て器を取り合うのはやめていただきたい。しょうがないので自分のお手伝いが終わった人からやらせることにしたが、やっぱり状況はカオス…


「蘭子さん、これは揚げればええのか?」
「うーん、いいや。それよりもサンドイッチ用にパンをスライスして欲しいな。」
「了解じゃ。」



重衡くんは料理が得意らしく朝ごはんの時も積極的にお手伝いしてくれた。
これからFloral dropのキッチンはこの子に任せようと思う。










さあ、カツも揚げ終わったのでいよいよサンドイッチ作りの開始〜
その前に……
「みんなお手伝いありがとう♪はい」
と、出したのはフルーツ缶のシロップ。きちんと七当分にして。
これだけで喜んで貰えるとは何とも安上がりだ。
確かに甘くて美味しいけどね。





その後も平家組のわちゃわちゃは止まらない。本当に見てて飽きない人たちだわ。
末っ子組は口いっぱい頬張るから栗鼠みたい。最終的に宗盛くんのサンドイッチを重衡くんと敦盛くんが取ろうとしてわちゃわちゃ。知盛くんはそんな兄弟に巻き込まれながら困惑中。
私とGIONちゃん、清盛さんと重盛くんは4人の横でのんびりコーヒーと共にサンドイッチを食べている。
普通に観察してるだけでも面白い。
それにしても我ながら今日のサンドイッチは上出来だ♪




朝ごはんの際にもそうだったように8人でご飯を食べる場合4人掛けのテーブル2つをくっつけている。
が、いかんせんカオス状態のためテーブル上はグチャグチャ…
主に散らかしてるのは数人程ですけど。





さあそろそろサンドイッチも無くなりそうだし、片付けでもしようかな?
なんて思っていると
ピーンポーン
「蘭子〜いる〜?」
美翔が来てくれました〜
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