雅華平安〜夢幻の日々〜

□帰れど終わらぬこの戦い
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さあ、美翔も合流したところで日用品やら諸々足らない分を買い込むよ〜♪

「美翔、みんなのお守りお願いっ!」
「ええ〜面倒くさ〜い。」
「あの状態で放っとけっていうの?」
目の前ではカオスなう。
お店の中を走り回らないでよ〜




もういいや、放っとこう。



みんなが色々見てる間に美翔とGIONちゃんと私はお買い物。
歯ブラシにティッシュ、シャンプーにトリートメントに〜





「お主ら、そんなにも食べんじゃろ?父上も呑むのは程々にせんと…」
突如響いた重盛くんの声というより小言?



そういえば…と、ショッピングカートに目をやった。
あれれ?何故だかカゴの中にはカラフルな物体がたくさん。
チョコレートにキャンディー、グミにクッキーにビール、酎ハイ焼酎って…あ〜‼‼







「も〜!お菓子は1人1つまで💢残りはちゃんと戻してきてね!」
「蘭子さん、これも…」
「清盛さんまで💢お酒は家にありますから。戻してきてください!」
あぁ、子育て中のお母さん達ってこんな感じなんだろうな…
とにかくあちこち走り回る。
カゴにいらんもんどんどん入れる。
気がつけば足りない奴がいる。
本当に頭が下がります。





今日は重盛くんに助けられてばっかりだわ。
それよりあの量のお菓子をいつカゴに入れたのかしら?私が目を離したものの数秒であんなに入れるって。
さすがは平家、油断も隙もありゃしない。





みんながお菓子を選び終えたらお会計。
皆様、レジに興味津々なのでお会計はスムーズに進むし。
基本的に電化製品には大体食いつくということがわかったので当分黙らす時にはこの手口を使おう。




それにしても今日の出費は痛すぎる。
でも皆様が現世に慣れるまで当分お店を開ける訳にもいかないし…





そうだ‼
皆様を看板娘みたく名物イケメン店員として売り出そう。
売れる気がするぞ〜









なんてことを考えていたら
「蘭子、顔が気持ち悪いわよ?」
美翔につっこまれました。
そんなに気持ち悪い顔してなかったと思うんだけど…
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