小説

□ナンパ撃退5
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「うー………」
町の噴水前広場にて、レビィは困り果てていた。
「ねぇキミ、どこの子??」
「見ない顔だねー」
自分より明らかに年下であろう男の子たちに絡まれているのだ。自分のことを同い年かもしくは年下だと思っているのか…レビィはこっそりため息をつく。

「私ここで人と待ち合わせしてるの。だから誘われても行かないよ」
早く解放されたいレビィは、はっきりと断ってみる。

「へー、じゃあ俺たち一緒に待っててあげるよ。変な男に絡まれたら困るからね」
レビィの小さな肩に手を回しながら男がそう言った。

(…変な男はあんたたちでしょ。あー、早く来てくれないかなぁ…)

こっそり2度目のため息をついたところで、レビィは背後にもの凄い殺気を感じた。
男達も感じたらしく恐る恐る後ろを振り向けば、私にとっては待ち人が、男達にとっては鬼の形相の滅竜魔導士がそこに立っていた。

「お、おい、あれって…」
「知ってる…あのファントムの、あの?」
男達が動揺し出す。
“ファントム”という言葉に少し胸を痛めながらも「ガジル!!」と安堵の表情で名前を呼ぶレビィ。

「あ、あんたの待ち人って、あれ??」
ガジルを見ただけで逃げ出す男達。

「…あ?まだなんもしてねーだろ。情けねーやつら」
ガジルは少し物足りなさそうにレビィに歩み寄る。
「おい、無事か?」
「うん、大丈夫。助けてくれてありがとね、ガジル!!」
「…ちったあ気を付けろよ、ちび。女なんだからよ」
ポリポリと頭を掻きながら目線をずらして言ってくれるガジル。

「…う、うんっ、わかった、気を付ける。…でも、こうやってガジルに助けてもらうのも嬉しい、かな…??」
自分の発言を改めて考えると、レビィはかあっと顔を赤くする。
「あ、いやっ…今のは大して深い意味はなくてっ…!!」
ぱたぱたと手を振り回しながら、どきまぎするレビィを見ながら、ガジルはフンっと鼻を鳴らすと、水色の髪にぽんぽんと手を置いた。

「…まぁ、俺が助けてやるよ。ちびは危なっかしいからな」
ガジルらしくない優しい台詞と声にドキドキするレビィは、もう完全に恋する乙女の顔。
END








〜〜〜
あとがき

はじめてのCP、期待してくれてた方すみません(^_^;)

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