とある戯れ事

□その壱 "願い星"の誕生と家出
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ある年の7月12日

医者「どうしてだ…なんで……」


その日ある病院で一人の女の子が生まれた

順調に生まれた女の子は、最後に臍の緒を切れば産声をあげ、肺呼吸を開始するはずだった…



しかし、女の子は産声をあげることはなかった。

医者は始め、女の子は死んだのかと思った

だが女の子は死んでいなかった

眠っているのだ、ひたすら。


医者は女の子を起こそうと脳に影響が出ない程度に女の子を揺すった


すると



『ヤメテ…ヨ…マダ……ネムイン…ダ…ヨ………』


女の子がその口を開いて喋った




女の子はその後、学園都市の施設に移された…


7月12日

日向 太陽の"身体"が生まれた日




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