短編
□暇つぶし
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「C.C.…」
「なんだ?ルルーシュ」
「お前、何をする気だ?」
「見ての通り、暇つぶしだ。」
ルルーシュは、今自分に何が起きているのか分からなくなっていた。
「暇つぶし…?」
C.C.によって“暇つぶし”と称されたそれはどうやら、ルルーシュが体験したことの無いもののようだ。
珍しくベッドを使ってもいいと言われ、そろそろ仮眠でも取ろうかと思っていたルルーシュには、好都合。
久しぶりに自分のベッドで仰向けになったのだが、C.C.が暇だと言い出し、今の状態になった。
「これのどこが暇つぶしなんだ!?」
C.C.はルルーシュを襲っていた。
「この私がお前を童貞から卒業させてやろうと言っているんだ。暇つぶし以外の何物でもないだろう。ありがたく思え」
「ふっ…ふざけるなっ!!そんなこと誰も頼んでないだろうっ!!」
抵抗しようにも、ほんの少し睡魔に襲われていた間に両手を縛られてしまったし、足の間にC.C.の身体があり、動けない。
「うるさい男だな、私を暇にさせた罰だ。大人しく抱かれろ」
「なっ…!?やめろっ!!バカっ!!アっ…あぁっ」
この後、喘ぎ声が廊下まで聞こえていたことを、ルルーシュは知らない───
END
〉おまけ
「会長、なんですかコレは…」
「何って、脱☆童貞記念の赤飯と大人のオモチャよ!w」
翌日生徒会室には、ルルーシュの脱☆童貞と大きく書かれた幕が吊るされていた。
「どこだ!?どこから情報が漏れたんだ!!?」
まさか犯人が可愛い妹であるなんて、ルルーシュは思いもしなかった─────
2008.04.14 up