短編
□ルルーシュ争奪戦
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それはまだ、ルルーシュが小さかった頃。
ブリタニア皇帝の子供たちは、時折集合し、パーティーを開いていた。
そして、最早恒例となっていたルルーシュ争奪戦が始まる─────
「ルルーシュ?どこですの?」
「出てこいルルーシュ!この私が存分に可愛がってやるぞぉ!」
「ルルーシュ!今度こそ絵のモデルになってもらうぞ〜!」
この時のルルーシュは、逃げ足が速かった。
何度嫌がっても、ルルーシュに女装をさせるユーフェミアとコーネリア。
それに、裸体を描かせろと言って服を脱がしにくるクロヴィス。
ルルーシュはこんなパーティーに参加したくはなかったが、ナナリーがどうしても行きたいと言うので、仕方なく毎回参加させられているのだった。
「はぁ、はぁ…なんでオレが…っ!」
逃げ足は速いが、体力がないのは今も変わらないルルーシュは、もの影に隠れる。
しかし、ここで必ずと言っていいほど、あの男に捕まってしまう。
「こんなところにいたのか、ルルーシュ。探したよ!」
「シュナイゼル兄上…」
小さなルルーシュの身体は、意図も簡単にシュナイゼルにより宙に浮き、そのままシュナイゼルの部屋に連れていかれる。
「降ろしてください兄上!降ろして!!」
「はっはっは…今日も元気だねぇルルーシュはwその元気が今日はいつまで続くかなぁ〜♪」
「降ろせーーっ!!!」
どんなに足掻いても、シュナイゼルには勝てないルルーシュだった────
END
2008.04.18 up
シュナイゼルは黒くなければっ!(黒笑)
シュナネリとかいつか書いてみたいですね(絶対20禁だろうけど)