短編

□ルルーシュ争奪戦
1ページ/1ページ



それはまだ、ルルーシュが小さかった頃。



ブリタニア皇帝の子供たちは、時折集合し、パーティーを開いていた。



そして、最早恒例となっていたルルーシュ争奪戦が始まる─────




「ルルーシュ?どこですの?」



「出てこいルルーシュ!この私が存分に可愛がってやるぞぉ!」




「ルルーシュ!今度こそ絵のモデルになってもらうぞ〜!」



この時のルルーシュは、逃げ足が速かった。



何度嫌がっても、ルルーシュに女装をさせるユーフェミアとコーネリア。


それに、裸体を描かせろと言って服を脱がしにくるクロヴィス。



ルルーシュはこんなパーティーに参加したくはなかったが、ナナリーがどうしても行きたいと言うので、仕方なく毎回参加させられているのだった。




「はぁ、はぁ…なんでオレが…っ!」



逃げ足は速いが、体力がないのは今も変わらないルルーシュは、もの影に隠れる。
 



しかし、ここで必ずと言っていいほど、あの男に捕まってしまう。




「こんなところにいたのか、ルルーシュ。探したよ!」



「シュナイゼル兄上…」



小さなルルーシュの身体は、意図も簡単にシュナイゼルにより宙に浮き、そのままシュナイゼルの部屋に連れていかれる。



「降ろしてください兄上!降ろして!!」


「はっはっは…今日も元気だねぇルルーシュはwその元気が今日はいつまで続くかなぁ〜♪」



「降ろせーーっ!!!」




どんなに足掻いても、シュナイゼルには勝てないルルーシュだった────




END




2008.04.18 up




シュナイゼルは黒くなければっ!(黒笑)
シュナネリとかいつか書いてみたいですね(絶対20禁だろうけど)
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ