彼と彼女の攻防戦
□STAGE-3 『衝撃 の クラスメイト』
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「痛っ!」
今日の目覚めは最悪だ。
ナナリーに嫌われたくないあまりに、よく考えずにうっかり結んでしまった契約のお陰で、俺はベッドを半分取られる羽目になった。
この、今俺を床へ蹴り飛ばした女・C.C.によって…
「ん…なんだ、ルルーシュ。もう朝か?」
「お前っ!」
なんで裸なんだ!?
「朝から盛るな。そんなに私の裸が見たかったのか?」
「そんなわけあるかっ!」
床に蹴り落とされたことに腹が立って、取られた掛け布団を引き剥がしたが、下着も何もつけていないでC.C.が寝ていた。
そして、起きた。
「いつまで見てる。これだから童貞坊やは…」
「見てない!それに、俺がどっ…童貞坊やなら、お前は痴女だ!」
C.C.に布団を投げ掛けて、俺はトイレへ向かった。
「おい、どこへ行くんだ?ルルーシュ」
「トイレだ!」
「あぁ、なるほどな」
なんだ、その人をバカにした顔はっ!
「若いな」
「…?なんのことだ?」
「なんだ?違うのか?それ…」
「は?」
C.C.が指さしたのは、俺の股間だった。
「…っ!たっ…ただの生理現象だっ!!」
この女、絶対殺す。