(光の夢物語)

□二話:女忍者
1ページ/1ページ

―東の地・城下町―
此処はやけに賑わっている…とても裕福な地みたいだ
確か此処は星龍ガンダム軍団が納めている地…
だからここまで裕福になったんだろう
しかし俺には…合わない"

「そこの旅の武者さん!お一つどうですか?」
男が出してきたのは握り飯と生魚…

赤悪『…頂こう』

「はいよ!お客さん初めてだけどオマケしちゃうぞ!」
男は普通の半分の価格にしてくれた

赤悪『…うん…』
コクリと頷く
そしてしばらく歩いて少し人気の少ないところについた
するとそこに黒鳥が現れた

黒鳥「赤悪無―…さっきの見てたゼ?そー言うのを世間ではクーデレと呼ぶんだぞ」

赤悪『…』←何とも言えぬ黒い表情

黒鳥「スミマセン…」






―星天城―
?「謎の武者だと?」

龍洸「はい、赤い鎧をまといオッドアイが特徴でした」

?「!?オッドアイ…ほんとうか龍洸熱!」

龍洸「はい、間違えありません【無限大将軍】様」

無限「…」

龍洸「大将軍様…あやつをしっているのですか?」

無限「…(数少ないオッドアを持つ武者…まさか…)龍洸熱、その武者の名はなんだ?」

龍洸「赤悪無と名乗っておりました」

無限「…(赤…夢…本当に…)龍洸熱、ただちに四獣軍で赤夢無を追って此方に連れてくるように!」

龍洸「!?…はっ!(何故大将軍が赤悪無を…やはり知っておられるのか…)」



―東の地―
黒鳥「で、どうする?宿でも捜すか?」
もう夜になり辺りが静かになり始めている

赤悪『…いや、野宿だ』

黒鳥「オイオイ嘘だろ…またかよ…久しぶりに宿で泊れよ赤悪無!」

赤悪『…』
スタスタと移動を始めた赤悪夢
それを呆れて後を追う黒鳥
ちょっと外に出ると何やら声がした
そちらの方を見てみると

「そこに忍者!!止まれ!!」

「その荷物を此方に渡せ!!」

?「嫌よ!何であんたらなんかに」
どうやら追われているようだ

黒鳥「あー…どうする赤悪無?」

赤悪『…』



?「早くこれを届けなくては…」

「クッ、女め…調子こきやがって!」
カァ カァ

「な…なんだ!?カラスか!?」

「グハ!」

「ど…如何した!?グフ!」

?「!!?」
ふたりのMSが突如倒れた
MSの後ろを見ると人影が、カラスもその人影の肩に乗った
月がどんどん雲あら出ていき月の光ではっきり見えた
赤い鎧にオッドアイが特徴

赤悪『…』

?「貴方は?!私を助けてくれたの?!」

赤悪『ただ俺がそうしただけだ』

?「有難う、感謝するわ!私【星楽】貴方は?」

赤悪『…赤悪無だ』

黒鳥「女、何で追いかけられていたんだ?」
星楽は黒鳥が喋れるのがビックリしたが説明した

星楽「あんまり言えないけど、あいつ等はこれを狙っていたの【闇赤水晶】を」

赤悪『!?これは…』

星楽「?何か知ってるの赤悪無さん?」

赤悪『…!伏せろ!』

星楽「きゃ!」
二人の間の地面に刺さった手裏剣
すると木に誰かいる

赤悪『誰だ!』

?「外したか…まぁ、仕方がない…その闇赤水晶を渡してもらおう」

星楽「嫌よ!誰が渡すものですか!」

赤悪『お前は誰だ』

?「私の名は【朱公(しゅこう)】です」

赤悪『…暗将ガンダム軍のやつか…』

朱公「その通り、では闇赤水晶を渡してもらおう!!」
朱公の素早い動きに惑わされてしまう二人
すると星楽に攻撃し箱を奪った

星楽「は!返しなさい!」

朱公「さらば」
素早くさってしまった

星楽「…クッ!」

赤悪『…すまない力になれず』

星楽「いえ…大丈夫です…それよりはやくお伝えせねば」

赤悪『俺も同行しよう』

黒鳥「な!」

星楽「解ったわ」
二人と一匹は移動を始めた





―地闇城―
パリン!!
闇赤水晶が割られてしまった

?「これは偽物だ!!この愚か者!」

朱公「すいません…次は必ず…」

?「チッ…やはりそう簡単に水晶は手に入らぬか…アイツ…偽物を大量に作りやがって!…まぁよい、時期に尻尾をつかんでやる!」

続く

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ