(三候の魂の頂点黄龍の物語)

□第九話:微かな記憶
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陸「此処が資料室です」

黄『広いな…此処から探すのか?』

陸「まぁ、そうなりますね;僕はこっちを探しますので、黄洸殿は、そちらをお願いします」

黄『うぃーす』

黄洸はとりあえず闇雲に探した…
―一時間後―
黄『(なかなか無いな〜…それっぽいのも数少ないだろうし…ん?窓の外に何か光ってるな…)陸遜!俺ちょっと外見てきてもいいか?気になることがあるから』

陸「え?あ…はい」

―外―
黄『向こうか…あの白い光は何だ?』

黄洸はとりあえず行ってみた…
そして…そこにあったのは…
黄『これは…結晶!?何で此処に…』

たしか…孫権達の話だと光は見えなかった…て、言ってたよな…
なんでだ?
…とりあえず、回収しないと…
スゥ
結晶が黄洸の中に入ったその瞬間!

黄『うっ!…な…くぅ…頭が痛い……意識が……』

黄洸はそのまま気絶してしまった…








…あぁ…またこの夢か…
……しかし、今度のは違う夢みたいだな…
…金色の光?…!!

黄洸は白い世界から急に黒い世界に居た…
そして、そこに…かすれてはっきりとは見えないが一点に金色の光が

あれは、なんだ?
流星のよう落ちていく…!
金色だった光が黒と金に分かれた
そして…はっきり見えた金の方を見たら…
































俺…?
プツン
その瞬間黒い世界が消え、また白い世界に居た…

あれは…なんだったんだ…俺?
…もしかして…

黄洸は前見た夢の言葉を思い出した

―私は…貴方…−

あいつは俺と言った…
もしかして…記憶を無くす前の俺?
だけど…あの時点では赤、青、白の光は無かった…
だとしたら…もっと前なのか?
っ…また…意識が…











黄『っ!!』
俺が目を開けると、目の前には天井

劉「あ、きがついた?」

黄『ここは…』

関「医療室です、貴方は倒れていらしたのですよ」

黄『そ…そうか…』

張「まったく!もしあの時、雲羅がお前を見つけなきゃ、危なかったぞ?」

黄『っな!?』

劉「あとでちゃんとお礼を言うんだぞ!じゃ、黄洸は寝てて、俺等は朝飯食べてるから!黄洸の分はそこにあるから」

黄『う…うん…』

ガチャ
劉備達が部屋から出て行った
黄『雲羅が…俺を?…なんか…変だ…気配的には結晶は大丈夫みたいだな…』

あいつはどうも、好かん…
なんか雰囲気が苦手だ…

ガチャ
雲羅が入ってきた
黄『な!お前…』

雲「気分はどうですか?びっくりしましたよ」

黄『…あ…あぁ…』

雲「おや?元気がありませんねぇ?まだ気分がすぐれないんですか?」

黄『…』

雲「あ!そういえば、先ほど魚をとりましたので是非食べてください」

雲羅は満面の笑みでそう言った
黄『(…やっぱり、俺の勘違いか?)あぁ、後でな…』

雲「はい!…ところで黄洸さん…ちょっとお聞きしたいことがあるんですけど…」

黄『?なんだ?』

雲「黄洸さんは黄龍"を知っていますか?」

黄『!?ズキ)っ…い…いや…俺は知らない…』

雲「そうですか…ま、良いでしょう…それでは」

雲羅は出て行った
黄『…また、頭痛が…黄龍も俺にかかわるのか?だったら…何故奴が…やはり、只者ではなさそうだな…

続く

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