短編


□紅い夕日
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紅い夕日に照らされてもうすぐ夏を知らせる生暖かい空気が夜にむけて涼しくなっていた

机に座ってコウの帰りを待つ。

日誌を書き終えたのだが同じ週番のひとにコクられてしまってからここの教室にひとりになってしまった


『伝えるだけだから返事はいらない。
桜井琥一と付き合ってるのは知ってる
でも聞いてほしいんだ』


好きなんだ


そういわれたとき私の頭は真っ白になった
もちろん、お断りしたのだが大きな溜め息を溢す

それなりに仲良かったから
まっすぐ空をみていたら教室がガラリと開いた




「オウ、待たせたな
いくべ」



近寄って頭を撫でる
完全に告白のことで頭がいっぱいでうまく笑えない

気づいたコウがどうした?と聞いてきた



「なんでもない。
今日よってもいい?」


「うちか?あぁ…」




バックをもって教室をでようとしたら手をつかまれた

コウが物凄い真剣な顔をして私を引き寄せ、抱き締めた



「ちゃんと言え
…わかんねぇだろ」



いまのコウの声はどこか悲しそうで、顔は見えないけれど心配してくれてる気持ちが凄くわかった
やっぱり優しいな。とコウの体温や匂いで安心して全てを話した

コウは抱き締めながら相づちを打って話を聞いてくれた

言い切った頃にはコウはゆっくりと離してくれた




「それってあれか?
オマエの前の席の…」


「うん、そう」


「なるほどな…
なんかよ、さっき廊下で言われたんだ

負けませんってよ」



コウはまた私を抱き締めて、手は下へ下へと降りていく

だんだんといやらしい手つきになってきてちょっと、と手を離そうとしたががっちりした肉体は動かない



「…なんかムカついてきた」


「ダメだってコウ、
誰かきたら…「うるせぇ、いいから抱かれてろ」」



私をお姫様だっこして端へと持っていって優しく下ろす

私の両手を掴み、コウは自分のネクタイをわたしの手に縛り付けた
不自由な手にもう抵抗ができない

コウはそっと 声出すんじゃねぇぞ と呟いた







舌を絡めとりながらブラのホックをはずす

緩くなった胸の締め付けに心臓が早く脈をうつ
制服を少しめくって私の胸を揉み砕く



「…またでかくなったんじゃねぇか?」


「絶対コウのせいだよぉ…」


「ククク、いいじゃねえか」



固くなった乳首を強く摘まみながら片方を舌をうまく使いながら転がして丁寧に舐める

強くすったり優しくなめあげたりそれだけでわたしは声を出さそうになる気持ちを必死に押さえる


コウはそっと近寄った




「声だしてもいいんだぜ?
あの男…たしか野球部だったよな?
いまなら見せつけられんだ、」




そっと私の秘部に手を添えてクククと笑う



「びしょびしょじゃねぇか…

オイ、誰で濡らしてんだ?言ってみろ」


「…………コウ……」


「あぁん?聞こえねぇんだよ
ちゃんと言え、オラッ」



じゅぶっ といやらしい音とともにコウの太い指がいっきに浸入したきて身体がビクッと跳ねた

それとともに出た大きな声



「コウ、ほんと…だめ……」


「あ?ダメじゃねぇだろ
こんなに濡らしやがって…テカテカ光ってんじゃねぇか
言わねぇとこうだぞ」



また強く、わたしのなかに深く浸入する
出さずにはいられない声
そしてコウのいやらしい顔と吐息に理性が崩れていく


…もうどうでもいいかな

そう思ったら身体は素直になっていった



「コウで感じてるの…
お願い、もうむずむずしてるの解放して…」



「…あぁ、利口だ」




深いキスと指が二本、深くへと浸入していった

まだキツいわたしの穴にどんどん深くへとはいってく手に身体を反って感じる姿を見て妖しい笑みを浮かべててを早める



「あぁっ!だめっ!コウ…!」


「声、でてんぞ!」



もう片方の手がわたしの口を塞ぐ

奥から込み上げてくる感覚にいくことを感じさせる



「コウ…もう…無理ぃ…!」


「あぁ?…」




ずぼっと指を抜かれてわたしは力だけ抜けて息切れをする
コウは鍛えてるせいか少し余裕な表情をしてわたしのなかに入れていた指を舐めた

それでさえもわたしに充分、興奮をさせる


コウは自分のベルトを外してズボンを脱いで張り裂けんばかりの大きなブツを取り出した



「いつみても…大きいね…」


「ん?まぁ中学のころからでかかったからな
オイ、向こう向け四つんばいだ」



わたしにおしりを向けさせて四つんばいのまま投入を開始する

声がでるほど気持ちよすぎるブツにわたしは声を大きくだして感じた




「…オイ、バカ!声でけぇよ」




器用にわたしの口に手を添えて腰を動かす

出し入れされるとさらに奥へと奥へとはいっていく




「コウ…だめぇ」


「ハァ…ハァ…我慢しろっ」




パンパンッと肉がぶつかり合う音が響いてわたしの興奮はさらに高められる
もう、何度いったのかわからない

コウの気持ち良さそうな声が聞こえて暫く、腰を強く打ち付けた後、出すぞという声とともにたくさんの欲望を吐き出した





「また中だししたー…」



制服をちゃんと着なおして教室で子供をあやすように抱き締められる
広い胸板と心地よい鼓動に安心した

まだあついわたしの中はコウのものだらけでまだすこし気持ち悪い



「しょうがねぇだろ
ゴム持ってねぇんだから」



許せ、と背中をポンポン叩いて落ち着かせようとする

本当にあやかされてるみたいでむかついたから仕返しをしてやろうと頭を回転させた




「子供、コウの赤ちゃんたらいいよ?」




そう意地悪に笑った
もともと真っ赤にして照れさせるはずだったのだが作戦はうまくいかないみたいでコウは大笑してわたしの顎を持つ




「んじゃあ、もっと出してやんねぇとなぁ?

オラ、第2ラウンドだ
かえんぞ」


「え!?まってまってまって今日は…」



「あぁ?まさか…二言はねぇよなぁ」




コウの迫力にはい。と頷くことしか出来なくてコウに引っ張られてわたしは学校をあとにした

帰り道、珍しくコウは愛してるといってくれたのでわたしはまたコウを好きになってしまったのは他でもない







                紅い夕日
           ((  愛してる以上の言葉があればいいのに  ))

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